ケセラセラ 歌詞の意味・和訳

ヒッチコック監督の映画で女優・歌手のドリス・デイが歌った主題歌

『ケセラセラ』(ケ・セラ・セラ/Que Sera, Sera)は、1956年のアメリカ映画『知りすぎていた男(The Man Who Knew Too Much)』において、女優・歌手のドリス・デイ(Doris Day/1924-)が歌った主題歌。

曲名の「Que Sera, Sera」とはスペイン語的な表現だが、正規のスペイン語ではない。タイトルには「Whatever Will Be, Will Be」(ホワットエヴァー・ウィルビー、ウィルビー)が付されることが多い。

同曲は、1956年のアカデミー歌曲賞を受賞した。ちなみに同映画はヒッチコック監督のセルフ・リメイク版。

ドリス・デイ ベスト盤 The Essential Dris Day

ジャケット写真:ドリス・デイ ベスト盤 The Essential Dris Day

歌の中では、少女が自分の将来・未来について、母親、先生、恋人に訪ねる様子が描かれる。

その答えとして「ケ・セラ・セラ(なるようになるさ)」、「先の事など誰にも分からない」とサビのフレーズを歌う内容だ。

そして彼女が子供を授かり、その子供が彼女に同じ質問をしたときに答えたのは・・・もちろん「ケ・セラ・セラ」。

【YouTube】 Doris Day - Que Sera Sera

歌詞の意味・和訳(意訳)

『Que Sera, Sera』

作詞:レイ・エバンズ(Ray Evans)

作曲:ジェイ・リビングストン(Jay Livingston)

When I was just a little girl
I asked my mother
What will I be
Will I be pretty
Will I be rich
Here's what she said to me

私がまだ少女だった頃
母に尋ねたの
私は何になるのって
可愛くなれるかな
お金持ちになれるかなって
母はこう言ったわ

Que sera, sera
Whatever will be, will be
The future's not ours to see
Que sera, sera
What will be, will be

ケ・セラ・セラ
なるようになるわ
未来は誰にも分からないけど
ケ・セラ・セラ
なるようになるわ

When I grew up and fell in love
I asked my sweetheart
What lies ahead
Will we have rainbows
Day after day
Here's what my sweetheart said

大人になって恋に落ちて
恋人に尋ねたの
この先に何があるのって
虹を毎日見れるかしらって
恋人はこう言ったわ

Que sera, sera
Whatever will be, will be
The future's not ours to see
Que sera, sera
What will be, will be

ケ・セラ・セラ
なるようになるわ
未来は誰にも分からないけど
ケ・セラ・セラ
なるようになるわ

Now I have Children of my own
They ask their mother
What will I be
Will I be handsome
Will I be rich
I tell them tenderly

今 母になった私に
子どもたちは尋ねる
将来何になるのかって
ハンサムになれるのか
お金持ちになれるのかって
私は優しく答える

Que sera, sera
Whatever will be, will be
The future's not ours to see
Que sera, sera
What will be, will be
Que Sera, Sera

ケ・セラ・セラ
なるようになるわ
未来は誰にも分からないけど
ケ・セラ・セラ
なるようになるわ

日本語の訳詞 ペギー葉山版

『ケセラセラ』の日本語歌詞は、ペギー葉山らが歌った「音羽たかし版」の訳詞が知られている。原曲との内容比較のため、1番の歌詞を次のとおり引用する。

私の小さい時 ママに聞きました
美しい娘に なれるでしょうか

ケ・セラ・セラ
なるようになるわ
先のことなど
判らない 判らない

<引用:音羽たかし訳詞『ケ・セラ・セラ』1番の歌詞より>

日本語の歌詞で歌えるように訳詞されているので、どうしても原曲より情報量が少なくなってしまうが、それでも内容的には原曲の内容をうまく反映できているように思われる。

雪村いずみ版 日本語歌詞

美空ひばり、江利チエミと共に「三人娘」の一人として人気を博した雪村いずみによる『ケ・セラ・セラ』の歌詞は次のとおり。訳詞は『若いお巡りさん』で知られる井田誠一。

あたしがお嫁に行くのはどんな人
お金持ち?それとも貧乏絵描き?
ケ・セラ・セラ 心配せずに
神様の手に まかせましょう
ケ・セラ・セラ

<引用:井田誠一訳詞『ケ・セラ・セラ』1番の歌詞より>

「心配せずに、神様の手に委ねよう」という解釈が大変興味深い。ちなみに雪村いずみ版では、2番の歌詞は、原曲の1番の歌詞を英語で歌う構成となっている。

ジブリ版

1999年に公開された高畑勲監督によるスタジオジブリ長編アニメ映画「ホーホケキョ となりの山田くん」では、山田家の人々を演じた声優陣が歌う『ケ・セラ・セラ』が挿入歌として用いられた。


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訳詞は高畑勲。1番の歌詞は次のとおり。

恋をして彼に私はたずねた
来る日も 来る日も 虹の色ね

ケ・セラ・セラ なるようになる
未来はみえない お楽しみ
ケ・セラ・セラ

<引用:高畑勲訳詞『ケ・セラ・セラ』1番の歌詞より>

ジブリ版の歌詞は、原曲の2番以降の歌詞に基づいた内容となっている。「未来はみえない お楽しみ」という緩めの訳詞が映画の内容にマッチしているように感じられる。

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