Daydream Believer 歌詞の意味・和訳

忌野清志郎が歌う日本語カバーがセブンイレブンCM曲に/歌詞に隠された意味とは?

『Daydream Believer』(デイドリーム・ビリーバー)は、アメリカのロックバンド、ザ・モンキーズ(The Monkees)が1967年にリリースしたヒット曲。

忌野清志郎(によく似た人物)がリードボーカルを務める日本のロックバンド、THE TIMERS(ザ・タイマーズ)が日本語カバーし、セブンイレブンCM曲・店内放送BGMとして長年親しまれている。

モンキーズ スーパーベスト

ジャケット写真:モンキーズ スーパーベスト

このページでは、原曲『Daydream Believer』の英語の歌詞について、意味・和訳(意訳)を掲載するとともに、忌野清志郎が歌う日本語版『デイ・ドリーム・ビリーバー』の歌詞とそこに隠された意味、原曲との違いなどについて、簡単にまとめてみたい。

【YouTube】The Monkees - Daydream Believer (Official Music Video)

歌詞の意味・和訳(意訳)

『Daydream Believer』

作詞・作曲:ジョン・スチュワート(John Stewart/1939–2008)

Oh, I could hide ‘neath the wings
of the bluebird as she sings.
The six o’clock alarm
would never ring.

あぁ 隠れたいよ 羽根の下に
彼女が歌うようにさえずる小鳥の
6時の目覚ましなんか
鳴らなきゃいいのに

But it rings and I rise,
Wipe the sleep out of my eyes.
My shavin’ razor’s cold and it stings.

だけど目覚ましは鳴って
僕は起きる
目をこすって眠気を払う
カミソリの刃は
冷たくてチクチクするね

Cheer up, Sleepy Jean.   
Oh, what can it mean.      
To a daydream believer   
And a homecoming queen. 

しっかりしろよ 寝坊助ジーン
あぁ それが何だっていうんだい
幸せで夢見心地な僕と
学園祭の女王にとってはさ

You once thought of me   
as a white knight on a steed.   
Now you know
how happy I can be.  

君はかつて僕のことを
白馬の騎士だと思ってたね
今なら 君は分かるだろ
僕がどんなに幸せかって

Oh, and our good times
start and end   
without dollar one to spend.      
But how much, baby,   
do we really need.      

ああ 僕らの楽しい時間は
最初から最後まで
1ドルも要らないんだ
でも本当はいくら必要なのかな?

<以下、繰り返し部分は割愛>

ホームカミングとは?

歌詞にある「homecoming queen(ホームカミング・クィーン)」の「homecoming(ホームカミング)」とは、アメリカの高校や大学で、卒業生を招いて年一回開催される同窓会・学内パーティのこと。

日本の大学におけるミス・キャンパスのように、女王・クィーン(queen)が選ばれるコンテストが開かれることが多いようだ。キング(King)も選出される。

2017年のアメリカ映画「スパイダーマン:ホームカミング」のタイトルにも使われ、ストーリー中でもホームカミング・パーティーが描かれる。

忌野清志郎が歌う日本語版

忌野清志郎(によく似た人物)が歌う日本語版『デイ・ドリーム・ビリーバー』は、原曲の英語の歌詞と比較して、どのような違いがあるだろうか?

ベストヒット清志郎『サン・トワ・マ・ミー』収録

ジャケット写真:ベストヒット清志郎『デイ・ドリーム・ビリーバー』収録

【YouTube】 デイ・ドリーム・ビリーバー 忌野清志郎

日本語版の歌詞を次のとおり引用して、内容を確認してみたい。作詞者は、THE TIMERS(ザ・タイマーズ)のリードボーカルで、忌野清志郎によく似たZERRY(ゼリー)。

もう今は彼女は どこにもいない
朝早く 目覚ましがなっても
そういつも彼女とくらしてきたよ
ケンカしたり 仲直りしたり

ずっと夢を見て 安心してた
僕はデイドリームビリーバー
そんで 彼女はクイーン

でもそれは 遠い遠い思い出
日がくれて テーブルにすわっても
ah 今は彼女 写真の中で
やさしい目で 僕に微笑む

ずっと夢を見て 幸せだったな
僕はデイドリームビリーバー
そんで 彼女はクイーン

ずっと夢を見て いまもみてる
僕はデイドリームビリーバー
そんで 彼女はクイーン

ずっと夢を見て 安心してた
僕はデイドリームビリーバー
そんで 彼女はクイーン

ずっと夢を見させてくれてありがとう
僕はデイドリームビリーバー
そんで 彼女はクイーン

日本語歌詞では、原曲の英語の歌詞とはほとんど関連性のない独自のストーリーが展開されていることが分かる。

死別した実の母親への思い

この歌詞には、忌野清志郎が3歳のときに死別した実の母親への思いが込められているという。

忌野清志郎の自伝的私小説「ネズミに捧ぐ詩」によれば、清志郎は母の姉夫婦に養子として引き取られ、その継母(ままはは)が亡くなったとき、実の母親がいたことを初めて知らされたとのこと。

実母の遺品の写真を見せてもらった清志郎は、初めて実の母親の顔を見た時の感情を次のように綴っている。

わーい、ぼくのお母さんて こんなに可愛い顔してたんだぜ こんなに可愛い顔して 歩いたり、笑ったり、手紙を書いたり 歌ったり 泣いたりしてたんだね

<中略>

37年近く生きてきて とにかく初めての気持ちなんだ とっても幸福な気持ちだけど、涙がどんどん出てきちゃうのさ 気がつくと、ぼくの目に涙があふれてる 涙が流れ落ちるんだ その可愛い顔が見えなくなっちゃうんだ

<引用:忌野清志郎「ネズミに捧ぐ詩」より>

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