美女と野獣 Beauty and the Beast

ディズニーアニメ映画主題歌として数々の高い評価を受けた名曲

「美女と野獣」(Beauty and the Beast/ビューティー・アンド・ザ・ビースト)は、1991年にアメリカで公開されたディズニー長編アニメ映画。第64回アカデミー賞作品賞におけるアニメ映画史上初のノミネート作品。

主題歌は、セリーヌ・ディオン(Celine Dion/1968-)とアメリカのR&B歌手ピーボ・ブライソン(Robert Peabo Bryson/1951-)のデュエットでCDシングルがリリースされた。

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同曲は、1992年の第64回アカデミー賞 歌曲賞、ゴールデングローブ賞 主題歌賞を受賞、翌年にはグラミー賞の2部門「映画/テレビ歌曲賞」、「デュオ/グループボーカル・ベストパフォーマンス賞」を受賞するなど、ディズニーアニメ映画主題歌として数々の高い評価を受けた名曲。

映画の劇中音楽を収録したサントラアルバム「美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック」は、アメリカ国内で300万枚以上のセールスを記録した。

【YouTube】美女と野獣 セリーヌ・ディオン&ピーボ・ブライソン

歌詞の意味・和訳(意訳)

『Beauty and the Beast』

作曲:アラン・メンケン(Alan Menken)

作詞:ハワード・アッシュマン(Howard Ashman)

Tale as old as time
True as it can be
Barely even friends
Then somebody bends unexpectedly

いつまでも語り継がれる物語
それはこの上なく真実
友達ですらなかった
二人の運命が不意に交わる

Just a little change
Small to say the least
Both a little scared
Neither one prepared

Beauty and the Beast

ほんのわずかな変化
控えめに言っても小さい
二人とも少し恐れていた
心の準備もなかった

美女と野獣

Ever just the same
Ever a surprise
Ever as before
Ever just as sure
as the sun will rise

いつも同じで
いつも突然に
いつも変わらず
いつも確かな事
太陽が必ず昇るように

Tale as old as time
Tune as old as song
Bittersweet and strange
Finding you can change,
learning you were wrong

いつまでも語り継がれる物語
いつまでも歌い継がれる旋律
ほろ苦く不思議な
変れることを知った
間違いにも気づいた

Certain as the sun
Rising in the east
Tale as old as time
Song as old as rhyme

Beauty and the Beast

太陽が東から昇るように確かに
いつまでも語り継がれる物語
いつまでも詠い継がれる歌

美女と野獣

Tale as old as time
Song as old as rhyme

Beauty and the Beast

いつまでも語り継がれる物語
いつまでも詠い継がれる歌

美女と野獣

劇中の歌手はミュージカル女優

主題歌『Beauty and the Beast』を劇中で歌っているのは、ポット夫人を演じたイギリス生まれの女優アンジェラ・ランズベリー(Dame Angela Brigid Lansbury/1925-)。ヒロインのベルと野獣がお城でダンスをするシーンで流れる。

アンジェラ・ランズベリーは若いころ歌手としてデビューしており、40代の頃にはミュージカルや舞台で活躍し、トニー賞ミュージカル主演女優賞を4度受賞している実力派女優。ポット夫人の声優もさることながら、主題歌の歌唱も実に見事にこなしている。

アカデミー賞歌曲賞の授賞式では、アンジェラ・ランズベリー、セリーヌ・ディオン、ピーボ・ブライソンの3人が揃って主題歌『Beauty and the Beast』を歌うという粋なパフォーマンスも実現している。

ちなみに、映画「美女と野獣」日本語吹き替え版では、1984年のアニメ「夢戦士ウイングマン」主題歌『異次元ストーリー』やヨドバシカメラ店内テーマ曲で知られる女性歌手のポプラ(本名:福田 スミ子)が歌手を務めている。

作詞・作曲はアランとハワードのコンビ

「美女と野獣」主題歌の作曲者は、ディズニー映画「リトル・マーメイド」、「アラジン」、「ノートルダムの鐘」などの楽曲を手掛けたアラン・メンケン(Alan Menken/1949-)。

彼は、東京ディズニーシーのアラビアンコーストで2007年3月からリニューアルされたシンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ(Sindbad's Storybook Voyages)の音楽も提供している。

作詞は、アラン・メンケンのコンビでで2度のアカデミー歌曲賞を受賞したハワード・アッシュマン(Howard Ashman/1950-1991)。

ディズニー映画「美女と野獣」制作以前から体調を崩しており、その完成を見ることなく、1991年に40歳の若さで他界している。

カバーしたアーティスト

世界的大ヒット曲『Beauty and the Beast』をカバーした海外アーティストは数多く存在するが、ソロカバーでは、ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」主演のジュリー・アンドリュースや、親日歌手のシンディ・ローパー、アイドルオーディション番組「アメリカン・アイドル」シーズン6で優勝した女性歌手ジョーダン・スパークスなどが比較的有名。

デュエットでは、マイケル・ジャ

クソンとホイットニー・ヒューストン、ジェームス・イングラムとブリトニー・スピアーズ、フィル・コリンズとレジーナ・ベルなどのカバーが知られている。

アラン・メンケン作曲のディズニー主題歌

ホール・ニュー・ワールド
ディズニー映画「アラジン Aladdin」主題歌
輝く未来 I See the Light
ラプンツェルとユージーンが小舟の上で歌うラブソング
アンダー・ザ・シー Under the Sea
人魚姫を原作としたディズニー映画「リトル・マーメイド」劇中歌
パート・オブ・ユア・ワールド Part of your world
アリエルが歌うディズニー映画「リトル・マーメイド」挿入歌
カラー・オブ・ザ・ウィンド Colors of the Wind
ディズニーアニメ映画「ポカホンタス」主題歌・劇中歌

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