イギリス民謡組曲
English Folk Song Suite

ヴォーン・ウィリアムズによる吹奏楽の古典的名曲

『イギリス民謡組曲(イングランド民謡組曲)English Folk Song Suite』は、はレイフ・ヴォーン・ウィリアムズが1923年に作曲した吹奏楽曲

イギリス民謡(イングランド民謡)を使った親しみやすい曲調で、今日でもアマチュア吹奏楽団が好んで取り上げる古典的名曲。

レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ (Ralph Vaughan Williams/1872-1958)は、イギリスの作曲家。ロンドンの王立音楽大学で作曲を学び、在学中にホルストと知り合い親交を深めた。

民謡の採集や教会音楽の研究を通して独特の作風を確立し、イギリスの音楽界に於ける復興の礎となった。欧米ではホルストよりも評価が高く、生涯に9つの交響曲を遺した。

ヴォーン・ウィリアムズは、管弦楽曲『グリーンスリーヴスによる幻想曲(Fantasia on Greensleeves)』の作曲者としても知られている。

【YouTube】イギリス民謡組曲 English Folk Song Suite

【YouTube】English Folk Song Suite

第1曲 行進曲「日曜日には十七歳」

原題:March - "Seventeen Come Sunday"

アレグロ、ヘ短調、4分の2拍子

<演奏されるイギリス民謡>

『日曜日には十七歳』(Seventeen Come Sunday)

『可愛いキャロライン』(Pretty Caroline)

『富める人とラザロ』(Dives and Lazarus)

第2曲 間奏曲「私の素敵な人」

原題:Intermezzo - "My Bonny Boy"

アンダンティーノ、ヘ短調、4分の3拍子

<演奏されるイギリス民謡>

『私の素敵な人』(My Bonny Boy)

『緑の茂み』(Green Bushes)

第3曲 行進曲「サマセットの民謡」

原題:March - "Folk Songs from Somerset"

アレグロ、変ロ長調、4分の2拍子

<演奏されるイギリス民謡>

『朝露を吹き飛ばせ』(Blow Away the Morning Dew)

『高地ドイツ』(High Germany)

『とても高い木』(Whistle, Daughter, Whistle)

『ジョン・バーリーコーン』(John Barleycorn)

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