「白鳥の湖」より「情景」

チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky/1840-1893)

チャイコフスキー作曲のバレエ音楽『白鳥の湖』は、1877年3月4日にモスクワ・ボリショイ劇場バレエ団により初演された。

眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』と共に「3大バレエ」と称される名作中の名作。

ドイツの作家ムゼウスによる童話「奪われたべール」を元に構想が練られた。チャイコフスキーにとって初めてのバレエ音楽であるが、初演は踊り手・指揮者に恵まれず不評であった。

その後、作曲者の書斎に埋もれていたが、プティパとその弟子イワノフによって改造がなされ、チャイコフスキーが亡くなった2年目に再演され、好評を博した。

白鳥と黒鳥を一人二役で踊り分け

通常の場合、オデット(白鳥)とオディール(黒鳥)は同じバレリーナが演じる。全く性格の違う二つの役を踊り分けるのはバレリーナにとって大変なことであり、32回のフェッテ(黒鳥のパ・ド・ドゥ)など超技巧も含まれる。

プティパ版初演時、マリインスキー・バレエ団(キーロフ・バレエ団)のプリマ、 ピエリーナ・レニャーニが両方踊ったのが好評を得たため定着した。

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