クラリネットソナタ

サン=サーンス最晩年に作曲された枯淡の奏鳴曲

『クラリネットソナタ』は、フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンスが作曲したクラリネットとピアノのためのソナタ(作品167)。

カミーユ・サン=サーンス最晩年の1921年にパリで作曲された『クラリネットソナタ』。第1楽章冒頭の主題は非常に印象的で、ゆったりと牧歌的ながらも哀愁が漂い、最晩年の作品として枯淡の趣にあふれている。

『クラリネットソナタ』は4楽章から構成されるが、最終章ではこの第1楽章の主題が完全な形で回想され、静かにフィナーレを迎える。

なお、サン=サーンスは『クラリネットソナタ』を作曲した1921年、アルジェリアへ旅行中に86歳の生涯を閉じた。葬儀はその多大な功績に相応しく「国葬」で執り行われている。

写真:サン=サーンスがオルガニストを務めたマドレーヌ教会(パリ)

【試聴】 第1楽章

【試聴】 第4楽章

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