アンネン・ポルカ

ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauß II/1825-1899)

『アンネン・ポルカ(Annen-Polka/Op. 117)』は、ウィーンの音楽家ヨハン・シュトラウス2世による1852年の作品。

オーストリア皇帝フェルディナント1世(Ferdinand I of Austria/1793-1875)の皇后マリア・アンナ(Maria Anna von Savoyen/1803-1884)(下挿絵)に捧げられたとされている。

皇后マリア・アンナの父は、イタリア王国の前身サルデーニャ王国(Regno di Sardegna)の第5代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ1世(Vittorio Emanuele I/1759-1824)。

皇后マリア・アンナに曲を捧げたのはヨハン・シュトラウス2世だけではなく、彼の父ヨハン・シュトラウス(『Beliebte Annen-Polka op. 137』)やヨーゼフ・ランナー(Joseph Lanner)、Richard Hunyaczekなど、数多くの作曲家が存在する。

ちなみに、『アンネンポルカ』はヨハン・シュトラウス2世の母アンナ・シュトライム(Anna Streim)に捧げられた曲とする解説もまれに見られる。

アンナ・シュトライム(Anna Streim)の素性については諸説あり、宿屋の娘、料理店の娘、居酒屋の娘、祖先はスペインのジプシー(ロマ)、スペイン貴族の血を引く等様々言われているが、真偽のほどは定かではない。

【YouTube】アンネン・ポルカ

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